2024.12.4
第2回地学散歩in宝塚~宝塚八景と炭酸をめぐって~開催しました!
西公民館では5年ぶりに「地学さんぽin宝塚」を開催しました。
前回は中央公民館を起点に武庫川から逆瀬川上流を歩きましたが、
今回は武庫川畔の宝来橋を起点に武庫川を上流に向かいました。
さて、宝塚といえば歌劇、手塚治虫、そして温泉ですね。今回の地学さんぽでは、
その温泉にまつわる見どころをご案内しました。
さて、皆さんは「宝塚八景」をご存じでしょうか?明治時代に宝塚の代表的な名所を8ヶ所
選び観光客の誘致をはかったようです。今回、その宝塚八景の内、地学的に面白い「丁字が滝」を巡りました。
高層マンションが立ち並ぶ中で、この滝周辺は自然が色濃く残る全くの別世界です。
参加者も皆さん驚かれていました。しかもここにはかつて温泉ボーリングを行った跡が残っており、
今でもブクブクと炭酸泉が湧き出しています。
そして散歩の最後に武庫川の対岸にある「間欠泉」を見学に行きました。間欠泉とはある時間(一定ではない)
間隔で温泉が噴き出すもので、運がよければ温泉の噴出に遭遇できるようですが、
2時間待っても吹かないとか、たいへん気まぐれです。
今回は昔の絵葉書や古写真と現代を対比しながら、参加者の皆さんに古き佳き時代に
タイムスリップしていただきました。
また、次回の地学さんぽにご期待下さい。