2021.4.8
阪神間「パートナーシップ宣誓制度」締結式
阪神間「パートナーシップ宣誓制度」締結式
IN 宝塚市立中央公民館
皆さん、こんにちは。
4月6日(火)午後、兵庫県の阪神間7市1町のそれぞれの長が次々と来館され、いつもと違う空気が漂う中、「パートナーシップ宣誓制度」の取り組みに関する協定が結ばれました。
皆さんは、この「パートナーシップ宣誓制度」をご存知でしょうか。
性的少数者のカップルの方々を結婚相当の関係と認めるもので、阪神間では宝塚市が2016年6月、全国で4番目に導入しました。
現在全国では、今年1月の時点で74の自治体が導入しています。
阪神間では、すでに手を挙げていた三田、尼崎、芦屋、伊丹、川西市に続き、西宮市と猪名川町がこの4月に導入することが決まり、これで、阪神間8市町がそろったことになります。
これまでは8市町間で市町外転出するカップルは宣誓の手続きを一からやり直す必要がありました。
「単独自治体の取り組みでは限界があり連携が必要」という理由から、この協定締結が実現。
これにより、受領証を持つカップルは転出先の市町に戸籍謄本などの書類を提出せずに交付手続きができるようになります。8市町の制度には違いもありますが、自治体間で協議の必要が生じれば「連絡会」を開くことができるそうです。
報道では、当事者の反応として、「選択肢の広がりを喜ぶ声が上がる一方、法律に基づく婚姻とは異なるため、制度の限界を指摘する声も根強い」、ともありましたが、人口計約175万人に上る広域の隣接自治体が同時に協定を結ぶのは初めてとのこと。全国的にも、画期的な、大きな一歩になったのではないでしょうか。
集まった8人の市・町長の明るい笑顔が、当事者の方々の未来を照らす光となりますように。